株主優待取得で便利な「クロス取引」を学ぼう

クロス取引 用語集

一般的な株主優待取得の場合、現物買いのみで取引を行います。
しかし、この場合、株価の変動に伴う損失が発生する恐れがあります。

その株価変動リスクを防ぐためには、クロス取引が必要です。
以下に、クロス取引について掲載します。

本内容におすすめな方
  • 株主優待は取得したいが、株価変動に伴う損失は回避したい。
  • 現物買いでの株主優待取得だけでなく、クロス取引での株主優待取得にも挑戦したい。

1 クロス取引とは

クロス取引とは、ある銘柄の注文において、同じ値段・数量で買い注文と売り注文を同時に発注し、約定させる取引のことです。
厳密にいえば、買い注文と売り注文を同時に発注する取引には、2種類存在します。

それは、「現物買い注文と信用売り注文を同時に発注する取引(現物買い+信用売り)」「信用買い注文と信用売り注文を同時に発注する取引(信用買い+信用売り)」があります。

スポンサーリンク

2 クロス取引の発注方法

2.1 現物買い注文と信用売り注文を同時に発注する取引(現物買い+信用売り)

クロス取引1

権利付最終日(2020年5月27日)以前に、現物買い注文と一般信用売り注文を同じ値段(成行)・同じ数量(100株)で発注します。

MEMO
1. 取引時間外に「成行」で同時発注してください。

2. 一般信用売り注文を現物買い注文の前に行ってください。

営業日の17時から20時に同時発注を行っています。

権利落ち日(2020年5月28日)に現渡を行うことで、信用取引で売り建てていた株式を現物株式で返済します。

その結果、株価変動による損失を回避して、手数料のみで株主優待を取得することができます。

注意
信用取引には、一般信用取引制度信用取引の2種類があります。
信用売り注文を発注する場合、逆日歩が発生しない一般信用取引で行ってください。

2.2 信用買い注文と信用売り注文を同時に発注する取引(信用買い+信用売り)

クロス取引2

権利付最終日(2020年5月27日)以前に、信用買い注文と一般信用売り注文を同じ値段(成行(500円))・同じ数量(100株)で発注します。

取引が成立した営業日に現引を行うことで、信用取引で買い建てていた株式を現物株式として受け取ります。

権利落ち日(2020年5月28日)に現渡を行うことで、信用取引で売り建てていた株式を現物株式で返済します。

その結果、株価変動による損失を回避して、手数料のみで株主優待を取得することができます。

MEMO
信用買い注文を発注する場合、一般信用取引・制度信用取引のどちらで行っても問題ありません。

3 クロス取引の注意点

クロス取引を行う場合、以下の内容に注意して下さい。

  • 現物買いと一般信用売りを同時に保有していますので、配当金を受け取ることはできません。
  • 優待利回りが高い銘柄は、一般信用売りができないことがあります。